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■ 本書の概要 普段Debianを使っているユーザーが、Debianのコントリビューターとして継続的に関わっていけるようになるのに必要なことをまとめた薄い本です。 Debianコミュニティーでは日々いろんな活動が行われています。 本書ではとりわけDebianパッケージを開発するやりかたについて、これまで得た知見をもとに説明します。 ■ 対象となる読者 本書はこんなひとに向いています。 * Debianのパッケージングに興味がある * Debianに入れたいソフトウェアがある(が、どこからはじめたらいいかよくわからない) * Debianのパッケージをちゃんとつくりたい * 以前Debianのパッケージングをしたことがあるが、知識をアップデートしたい ■ 目次 * 第1章 はじめに * 第2章 本書について * 第3章 Debianプロジェクトを構成する人々 * 第4章 Debianパッケージングの流れを知ろう * 第5章 パッケージングをする宣言(ITP)をしてみよう * 第6章 パッケージング環境を構築してみよう * 第7章 パッケージングしてみよう * 第8章 よりよいDebianパッケージにしてみよう * 第9章 パッケージの問題をフィードバックしよう * 第10章 パッケージをアップロードしてみよう * 第11章 パッケージのスポンサーを探し(RFS)てみよう * 第12章 パッケージがRejectされてもあきらめない * 第13章 パッケージを更新してみよう * 第14章 さらなるヒントを求めて * 実践 ConoHaで開発環境を構築する * 実践 Go言語のパッケージングをしてみる * 付録 LinuxのターミナルをScreenで共有する方法 第3章では、Debianのコミュニティーはどんな人から構成されているのか、パッケージングという観点から説明します。 第4章では、Debian公式アーカイブにパッケージを入れてもらうまでの概要を説明します。 第5章から第12章までは、パッケージのDebian公式アーカイブ入りを目指して作業する際に必要ことを実際のパッケージングを例に説明します。 第13章では、めでたくDebian公式アーカイブにパッケージが入ったあとの継続的なメンテナンスについて説明します。 第14章では、今後コントリビューターとして活動していく上で必要になるであろう各種情報をどこから入手したらいいのかを説明します。 それ以降は、実践編です。 VPSに開発環境を構築する方法や、Go言語のパッケージングの仕方など、より実践的なトピックを説明します。 付録として、昨今のオンラインで一緒に作業をするときに便利な端末の共有方法についても説明します。 もし誰かと一緒にパッケージング作業をすすめる機会があれば、役立つはずです。
アップデート履歴
■ 更新情報 技術書典12で頒布したPDFです。 第二版: 2022/01/23発行 初 版: 2022/01/22発行 第二版では版面を変更し、whalebuilderやdebocker、lintianをdocker経由で実行する方法を実践編として収録しています。